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イコライザー2

  • ShinobuBigOcean
  • 2022年2月13日
  • 読了時間: 6分

いやー、ようやっと見ましたよ。

映画一本見るのにどんだけ時間かかってんねん!っていう感じですね。

進撃の巨人見たり、ストーンオーシャン見たり、仕事ポツポツしながらだと、

なかなかこういうアクション映画を見る気になれなかったので時間がかかってしまいました。

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■題名(公開年)

イコライザー2(2018年)


■監督


■俳優


■ジャンル


■あらすじ

昼の顔と夜の顔を合わせ持つ元CIA エージェント、ロバート・マッコール。昼はタクシードライバーとしてボストンの街に溶け込み、夜は冷静残虐に悪人を始末していく。彼の“仕事請負人=イコライザー”としての顔は誰も知らない。ただひとり、CIA時代の上官スーザンを除いては。だがある日、スーザンがブリュッセルで何者かに惨殺される。唯一の理解者を失い、怒りに震えるマッコールは極秘捜査を開始。スーザンが死の直前まで手掛けていたある任務の真相に近づくにつれ、彼の身にも危険が。その手口から身内であるCIAの関与が浮上、かつての自分と同じ特殊訓練を受けたスペシャリストの仕業であることを掴む。今、正義の《イコライザー》と悪の《イコライザー》がついに激突する!

(amazon primeより抜粋)


■ネタバレ感想

これはデンゼル・ワシントンの無駄遣いなんじゃないのか!?

作らなくても良かった続編。

というのが正直なところ。


キャッチコピー?としては「正義のイコライザーVS悪のイコライザー」で掴みは良いのだけど、

前作を踏襲しての2だとばかり思っていたので、

しょっぱなから主人公がタクシードライバーになってて、妙なガッカリ感。

前作でのホームセンターで派手に商品でドンパチ?やってしまったものだから、

気まずくなって辞めてしまったのか、

あるいはラストに人助けサイトを立ち上げてたっぽいので、

そこに注力する為に、どこにでも行きやすいタクシードライバーを選んだのか。

経緯や理由はともかくとして、職を変えたのはまだ納得できるのだが、

結局人助けサイトは2では微塵んも出てこず、

ホームセンターの商品を使って敵をぶっ殺す、所謂「※良い子は真似しないでください。」的な、

いかに殺すか?なワクワクも削がれてしまって、この映画をどう楽しめば良いのか、

序盤で早々に不安になってきたのだが、

その不安は徐々に確信へと変わっていく。


善良な市民たるマッコールさんは、今回も変わらず、日々世の為人の為と行動するのだが、

今回ピックアップされる人は、


1.ボケ老人扱いされるちょっとかわいそうなおじいさん

2.絵描きになりたいチョイ悪青年


という感じで、前作に比べて華が無い。

でもまぁ前作のヒットガール相手に

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そりゃあ無茶な話ではある。

無茶してよく知らない女優さん入れられても、

今回のお話にはうまく噛み合わず、クロエ・モレッツへの敬意にも欠いた事になりかねないので、

そういった感じの考えであれば、まだ製作陣はまともだったのかもしれない。

「勝てないのならいっそやめちまえ!」的な判断だったのなら、

今回のサブエピソードは十分商業に足る質が保てているので、正解だったと思う。

というか、もうこのサブエピソード群で映画作っちゃった方が良かったのでは!?


と思ってしまったのには理由があって、

肝心のマッコールさんのストーリーが浅い!

マッコールさんの過去に関するような話のくせに、

過去を深堀りする描写がほとんど無く、実はそんなに過去の話でもない。

そこにプラスして先述のサブエピソード周りにも華やぐ要素が少ない為に、

普通の雰囲気のはずなのに、なんか終始ちょっと暗い雰囲気に見えてしまう。

(それはライティングのせいなのだろうか?)

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その雰囲気を裏付ける物語や設定が薄くて、

傷心ムードのおじさんおばさんの同窓会みたいになっちゃってる。

前作で登場した旧知の仲間は、どこまでヤバい情報を掴んだのか視聴者はよくわからないまま殺され、そして中盤でアッサリと真犯人が判明。

真犯人が悪人となった動機も割りとアッサリしてて、

前作のような麻薬シンジケートような組織立った重厚な背景が無い為に、

悪のイコライザーというユニークキャラっぽさや強さが感じられない。

イコライザーのくせに仲間とつるんでるしで、そこもなんかモブっぽさが際立つ……。


対してマッコールさんは相変わらず終始無双するわけなんだけど、

女性に暴行したチャラリーマンに制裁を科すシーンは、

前述のとおり、前作と違ってお助けサイトをしてるわけでは無いから、

女性を殴って薬付けにした事を大義名分に、

因縁つけて殺しに来たちょっとしたシリアルキラーのヤベェ奴にしか見えないわけですよ、見方によっては。

前作では助けを求めたくても求められない人々と接してきた事で、まだ制裁が成り立つような図式だったわけだけど、

今回はそういった経緯の描写が省かれたせいで、

視聴者には、映画「タクシードライバー」に感銘を受けて素で実行しちゃうヤバいおじさんに見えてしまうわけです。

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ワンチャン、気に入らないから怒って暴れ出す老害おじさんですよ、ホントに。

これじゃあもうどっちも悪のイコライザーだよ!

キャッチコピーに反して、正義も悪も無いお話だったんです、実は。


他にも前作以上にCG背景が目立ってしまい(使用頻度は同じくらいな印象ではある)、

ストーリーの薄さも相まって、低予算映画っぽい感じ見えてしまった。

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(この荒波でこの橋の作りはヤヴェだろw)


前作はお話の面白さも相まって、

それほどCG部分は気にならなかったのだが、

今回はCGや他の要素のどれをとっても全体的に作りが粗い……。

スタジオ撮影が多かったんだなっていうのを見てて感じてしまい、

素に戻されてなかなかストーリーにノれなかった。

あと、小説を絡めたセリフのやり取りが前作はちょっと洒落てたし、知的な感じがしたけど、

今作は自分に学が無いので見落としているのかもしれないが、そういったものは少なかったように思える。やっぱりエージェントものってちょっと小洒落ててほしいと思う。


そんな感じで、「これで2というナンバリングを冠するのはちょっとお粗末だったんじゃないのかねぇ?」という感じ。

「イコライザー 復讐編」「イコライザー 絵画編」の二本立てとか番外編としてくれた方が、

すんなり入れたんじゃないかなぁと思う。

それくらい今作は別映画でした。というかイコライザーでやる必要もなかったんじゃ……?そういった意味でのデンゼル・ワシントンの無駄遣いでした。

最初からこの雰囲気とわかっていたらもう少し見方も変わったかもしれない。


余談だけど、前作のマートン・ソーカスと、セブンやベイビードライバーに出てくるケヴィン・スペイシーって似てない?


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おでことかほうれい線の感じがさぁ。

どっちも悪の組織のボスやってるし。

あと目とか鼻の感じも近いよね。

顔の系統が同じだと思ってます。

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アクション映画見る気になれなかったとか書いておきながら、

そういえばがっつりイップマンシリーズ見てましたw仕事の為でしたけど。

イップマンの人柄や川井憲次の音楽にやられましたわー。

イップマンは本当に頭空っぽにしてたので、

気が向いた時になんか書きます。


次はレンタルリストが順当に届けば「ヒッチャー」の予定です。


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お仕事の話

撮影さんの雰囲気が怖いだとか、 胃がキリキリする系の圧があるとか言われるけど、 撮影には守らなきゃいけない締切やクオリティラインがある。それは撮影に限らずどのお仕事でも同じ事だと自分では思ってる。 難しい事や大変な事をやってるから真剣にもなるし、怖い雰囲気になる事はあるかもしれない。 だけども、もしそれが誰にでもできる簡単な事で、全員がふんにゃりほんわりした雰囲気でできるのなら、 それが良いと思う

 
 
 

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